アメリカの学校で物が盗まれた時はどうする?割と日常茶飯事なので、盗難の予防法と対処法を知っておこう。
長男は2nd gradeの終わり頃にアメリカの小学校に転校し、先日小学校を卒業してミドルに入学しました。
3rd, 4th, 5thの3年間、小学校では色々な物が盗まれました。日本もこういった事件は起きると思うのですが、アメリカでは日常茶飯事と言ったらいいのでしょうか、結構普通によく起こります。
これまで息子が盗まれてきた物たちをエピソードと対処法と共にご紹介していきたいと思います。この記事を読み切ったあなたは、物を盗まれにくくなる、そして盗まれてもどうしたら良いかがわかるようになるでしょう。
需要があるかはわからないけど、何か盗まれてしまった人がこの記事に辿り着いて元気を出してくれたらそれで良いや。
3rd Grade
クラスマネー
息子のクラスでは、クラスマネーというものがありました。何かいいことをしたら、何かを頑張ったら、先生が発行した紙幣がもらえるのです。それを景品と交換できたり、特別にカフェテリアではなくクラスで先生と一緒にランチを食べる権利を買うことができたりするんです。
で、この紙幣は生徒同士でも交換をして良いものだったのです。息子は折り紙が得意だったので、クラス内で折り紙を打って荒稼ぎしていたんですね。息子、誰よりもお金持ちだったんですよ。
そしたら何が起きたと思います?そうです、クラスマネーが入った財布ごと盗まれたんですよ!
息子は何故か目星がついていたそうで、おそらくあの女の子だみたいなことを言っていたので、それも含めて先生にご報告しました。

息子が机にしまっていたお財布とクラスマネーがなくなりました。息子の勘違いかもしれないのですが、持っていないはずの金額を持っていたので、あの子ではないかと申しております。
みたいなことを書いてメールしたんです。
そしたらその翌日の朝に先生がクラス全体に向けて、「こういうことがあって困っている。やってしまった人は名乗り出るように」と話をしてくれたそうです。
するとなんということでしょう。
その後に、女の子が「あった!」と騒ぎ出したと。「私のお尻の下、カーペットの下にあったよ!」と。いやいや、机の中からカーペットの下に勝手に移動する訳がなかろう。もちろん❝見つけた❞女の子は息子が疑っていた子ですよ。わかりませんよ、わかりませんけどね。
で、先生からは何事もなかったかのように「見つかりました」みたいなメールが来ました。「わかりました」と返信して、こちらも騒ぎ立てず。
ポケモンカード
すると、それと同じタイミングで息子のお友達のポケモンカードファイルがなくなったんです。そのお友達は盗まれたと泣いていたらしく、これまた大騒ぎになったそう。息子はまた同じ女の子を疑っていましたが、確証はなかったので見守っていました。
この時は先生からクラスの親全員にメールが流れました。ポケモンカードのファイルがなくなったので、子供のカバンの中や持ち物を確認してください、と。このメールで初めて知った言葉、Stickey hands. くっつくように盗っちゃう手ってこと?なんか可愛く言ってるけどやってること全然可愛くないからな…!
そしたらすぐに見つかったようで、やっぱりその女の子でした。それを聞いて、息子のクラスマネーを盗ったのもやっぱりあの子だったのだろうなと確信しました。
今回はもちろん親御さんにも連絡がいったようで、別のお友達からの情報によるとこっぴどく怒られたそうです。怒ってくれる親御さんで良かった。
そもそも盗られて困るようなものは学校に持って行くなということなのでしょうが、盗る方が100% 悪いと私は思っています。
4th Grade
シャーペン
やられました。シャーペン。もうこれはもはやあるあるなのかもしれませんが、日本製のシャーペンを盗られました。
筆箱を開けた状態で机の上に置いたまま席を離れたことが原因だったようで、犯人は見つかりませんでした。戻ったらそのシャーペンだけがなくなっていたそうです。
もちろんお名前シールは貼っていますが、そんなの剥がしちゃえばいいんですもんね。シールじゃダメだ。油性ペンで直接書いて更に電話番号まで書かないとダメだ…!
おばあちゃんが買ってくれたゼルダのクルトガ…息子はかなりショックを受けていましたが、短時間でも席を離れる時は筆箱を閉める、できたら鞄の中にしまうということを学びました。
何度でも言う、盗る奴が100%悪い。
お弁当バンド事件
これは結構印象に残っている珍事件。
息子のクラスに少し変わった男の子がいたんです。いつもボロボロの服を着ていて、お昼ご飯は毎日同じミートボールを2つだけ持ってくるそうです。
学年の始めの頃は割と仲が良かったみたいで、息子は彼のことをよく面白いんだよ〜なんて話していて、数回プレイデートをしたこともありました。なのでお父さんの連絡先は知っていたんですね。学年が終わる頃、もうそれぞれ別のお友達ができて遊ばなくなってきてからの出来事です。
息子は毎日日本式の二段弁当を持っていっているのですが、そのお弁当バンドがなくなったと言っていたのです。あのお弁当バンドですよ、100均で売っているような、普通のグレーのやつ。
意図的に盗んだのか、落ちていたものを拾ったのかはわかりませんが、その子が持っていたそうで。しかもグレーだけじゃなくて白いのも。うちのバンドを2つも持ってるということは意図的に盗ったんだろうなとはわかっていたのですが、まぁこれもいい機会だし息子に自力で取り返しておいでと言ったんですよ。
息子が「それは僕のお弁当のバンドだから返してくれ」。言ってみても、「これはお父さんに買ってもらった」とか「家から持ってきた」とか言ってきて返してくれないんです。
「今日も返してくれなかった。」と毎日怒って帰ってくる息子。「それは日本のものだよ」と言うと「お父さんにDaisoで買ってもらった」とか言うそうで。その子ももういっそ学校に持ってこなければいいのに、毎日持ってきてFidgetのようにして伸ばしたり手首にはめたりして遊んでいるそう笑
流石に怒った息子が「もう僕のお母さんから君のお父さんに言ってもらう」と言ったら、しぶしぶ返してきたと。良かったじゃんなんて思っていたら、ここからよ。
放課後、お父さんからメールが来たの。私宛に。
「うちの息子が大事にしていたブレスレットをお宅の息子さんがとったようです。明日返却してくれますか?」って。いやーーーもう息子と二人で笑ったよね。どういうこと笑笑笑 虚言癖。
お弁当バンドって100均で買うと2本入りなんだよね。だからグレーのバンドと白のバンドの写真を添えて、

これと同じものなら息子のものです。日本で買っています。なくなって困ってます。ついでに白いのも返してください。
って言っちゃったよね。
お父さんからは「大丈夫、解決するから心配しないで。理解しました笑 白いのは持ってないけど息子が探すのを手伝うと言っています。」とか返信が来たけど、これも私の感覚では理解できない。謝らないんだよね。ほんと、私はアメリカ人のここが嫌だ。謝れよ!!!
んで翌日、白いバンドもその子供から息子に返ってきたそうです。これ以上持ち続けたらまずいことになるとやっと思ったんだろうね。
無事にお弁当バンドを取り返した話。
しかし、もう、疲れた笑笑笑
5th Grade
イヤホンとイヤホンケース
これまた、疲れた話。
5thからは学校用に有線のイヤホンを持ってくるようにと言われて購入したSonyの白いイヤホン。それを入れるケースも$10くらいのものを購入してたんです。ケースは黒なので記名なし。100均に売ってあるような普通の黒いガジェットケースです。
で、冬ごろだったかな、イヤホンがなくなったと息子が言ってきたんです。「もう一回よく探しな〜」なんて言ってあまり気にしていなかったら、なんと数日後、息子が「多分女の子に盗られた。イヤホンは抜かれてて、ケースはその子のシールケースになってた。でもあれは100%僕の持ってたケース。汚れが一緒だったからわかる。」と帰ってくるなり言うのです。
「まぁまぁ、もしかしたら見間違いかもしれないから、念の為ブランドを確認しておいで」と翌日送り出しました。息子が「シールケース、もう一回見せて。」と言って確認したら、やはりUGREENという、私が購入したのと同じブランドだったそう。
そこで息子は思い切って聞いてみたそうです。「それ僕が無くしたイヤホンのケースだと思うんだけど、違うかな?」と。そしたらその子は、「違うわ、これは妹の部屋にあったやつ。見つけたから私のシールケースにしたの。」と。それでも息子はめげずに、「僕が使ってたものと同じ汚れがあるけど、本当?」と聞きます。「本当よ。」と言われたのでひとまず会話を切り上げたそうです。
ここまできたらもう親から先生に連絡を入れる段階です。これまでの事情を全て説明すると、「相手の親御さんに確認してすぐにご連絡します。」と言われました。
翌日、無事にケースもイヤホンも返ってきました。きっと家にあって、親御さんに問い詰められたんでしょうね。そして今回は謝罪文まで。
アメリカではどうやらこの謝罪文が主流らしいです。これが正式な謝罪(Proper apology)なのかな、謝罪の手紙をもらったというのはよく聞きます。
「盗ってごめんなさい。認めなくてごめんなさい。返さなくてごめんなさい。」みたいな、割と心のこもったお手紙をもらっていました。反省してくれたようで良かった。
ただ、返ってきたケースはシールだらけでした笑 返す前にシールは剥がそ?笑
6th Grade
6th Gradeからはミドル、つまり中学に上がります。ここでも、入学して4日後にやられました。
息子がスタンレーの水筒を持って行ったんですね。スタンレーは安くないんです。アメリカで流行っていて、スタンレーの水筒を持つのがイケてるみたいな風潮があるからか、みんな知っているブランドでもあります。
セールで買った、といっても$30くらいしたスタンレーが体育の間に消えたのです。
しょんぼりして少し怒って帰ってきた息子。「水筒、盗まれた。」
どうして盗まれたと思ったのかと聞くと、体育(P.E.)の授業が始まる前に飲んで、バッグの横の水筒ホルダーに戻したそう。でも授業が終わってみんながバッグを置いているところに戻ったら、もうなくなっていたとのこと。ここで息子は「盗まれた」と確信し、念の為先生にもすぐに報告をしたそう。
翌日も確認したけれども出てくることはなく、Lost&found(落とし物が並べられる所)にもなかったそう。数週間が経った今も息子は毎日見に行っているみたいだけど、おそらく出てこないでしょう。
おそらく今回は意図的に盗まれたのでもう諦めていますが、名前は直接油性ペンで書きましょう。シールじゃダメですね。剥がされて売られるか使われる。
犯人が子供かどうかもわからないですしね。もうわからないんです。
私なら子供が知らない物を家に持って帰ったら親として戸惑います。「もらった」と言われても、もしも子供が自分のものではないものを持って帰ってきた時は疑いますが、ここではそれが罷り通ってしまう。これも文化の違いなのかもしれませんが。
盗まれたことは面白くないけど、こうして冷静に見てみるとなかなか面白い。
貧しい家庭も多いんです。息子は受験のようなことをして彼の興味のある授業がある学校に通った結果、住んでいるエリアよりも貧困家庭が多いエリアの学校に通っているんです。公式のデータによると、1/4が貧困家庭だそうです。
富裕層からは取ってもいいみたいな考えがあるのも事実。もうお国柄、慣れるしかないのかなと最近は諦めています。
あーーーでも本当に、油性ペンで名前と電話番号でも書いておけばよかった!
予防策と対処法
友人の子供はバイオリンを盗まれていました。学校にも連絡をしたそうですが、みつかる訳もなく、泣き寝入りだったそうです。
- 大事なものにはAirTagのような追跡装置をつける
- AirTagがつけられないようなものには油性マジックで名前を直書き
- なんなら電話番号も直書き
この国で物をなくさないためにはそれしかないんじゃないかなと思ってきました。笑
そこまですれば盗られないのかな、盗られても親が連絡をくれるかなと思いますね。そうすると黒い色/暗い色の物は買えない。明るい色のものを買ってガッツリ書くしかない笑
盗られてもいいものしか学校には持っていかない。これに尽きるんでしょうけど、盗られてもいいものなんてなくないですか?笑
ちなみに水筒の件をママ友に話したら、「歯医者さんからもらった水筒いる?これやったら盗られんし盗られてもいいやん」と言って新しい水筒をくれました。愛用します。盗られる心配から解放されたことに感謝。本当にありがとう。
で、もしも何かがなくなったり盗られたりしたら、とにかく先生に報告。これは子供からでもいいし、親からでもいいと思います。
子供に直接言わせた方が先生たちからの印象は良いです。学年が上がれば上がるほど、子供から言わせてください/自分で解決する力をつけさせてくださいという先生たちの思いが強くなります。
が、こちらとしては本気で探してるよということを伝える目的と、いつ報告したかがわかるように記録に残す目的で私は先生にメールを送っていました。
相手の親御さんを知っている場合でも、学校で起きたことに関しては学校に任せた方が良いと個人的には思います。
黙っていても誰も助けてくれないし動いてくれないのがアメリカ。主張することの大切さ、忘れずに生きていきたいです。あぁ、私がさらに強い女になってしまう。

