主人の駐在のため渡米、最短でアメリカのSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を申請した話
主人の駐在でアメリカへ。手続き関係の備忘録。誰かのお役に立てたら嬉しい。
申請時期は入国直後でもOK
アメリカに入国してからどれくらい経てばSSNを申請していいの?という疑問があった。最短で取得する方法を調べていたのだが色々な情報が飛び交っていたので私の方法をまとめてみる。会社からの案内では「アメリカに到着したら10日後を目安に社会保険事務所へ行き申請をするように」とあった。
しかし経験者たちのブログを読んでいるとそんなに待つ必要はなさそう。どうやら昔は入国記録が反映されるまでに二週間ほどの時間がかかったため入国から10日後や14日後という暗黙のルールがあったようだが、入国記録が電子化されてからはすぐに反映されるため、全ての提出書類が揃っていれば入国直後に申請しても問題はないそう。
つまりこちらのサイトから入国履歴が確認できて印刷できるのであれば、申請の準備はできているということになる。
我が家は主人が正式なオファーレター?雇用証明書?を受け取っていなかったため入国直後の申請にはトライできず検証できず…!結局入国してから9日後の申請となってしまったが、それでも全く問題はなかった。
申請書類は揃えて行く
申請に必要な書類としては、申請書(SS-5)、パスポート(VISA付)、I-94(入国記録)、住所記載の雇用証明書あたり。これらの必要書類はしっかりとご自身でも確認した方が良い。
申請書は社会保険事務所にも置いてあるけど、印刷して記入してからいくのがおすすめ。後回しにされたくないしね。
見た目はこういった感じ。左上にSS-5と記載があるか確認した方が良いかも。似たような書類があったから間違えやすそう。
あとは「配偶者の場合はこれに加えて婚姻証明書や戸籍謄本の英訳版が必要」と色々なサイトに書いてあったので私は出発直前(3カ月以内)に発行した戸籍抄本の原本と英訳を持参したが、求められなかった。不必要だった。たまたまその人が緩かっただけかもしれないので何とも言えないが、私の時は必要なかった。
どなたかのブログで、どうしても戸籍謄本/戸籍抄本が必要でそこから日本にいる家族に代理で取ってもらって原本を郵送してもらってから再申請したからとても時間がかかったという体験談を読んでいたのでドキドキしながらしっかりと準備をしていったが、まさかの不要。まあ、念には念をであるに越したことはないと思う。
こんな緩い窓口もあるよってことで。
申請場所は管轄の社会保険事務所
申請する住所によって管轄が違うのでこちらも行く前にどこに行くのかを調べる必要がある。だいたいは近くの社会保険事務所だろうけど、管轄があるみたいなので注意。
こちらのSocial Security Office Locatorで申請住所のZipcpodeを入力して調べて下さい。
申請方法
直接行く、メールする、郵送する、FAXする、あたりが申請方法となります。最短でほしい場合は直接窓口に行くのが一番です。
メール、郵送、FAXの場合は、書類が到着して受け付けられると社会保険事務所からアポイントの連絡があり、日時を決め社会保険事務所に出向く必要があります。つまり、アポイントを取るための連絡が来るまで待つ必要があるということです。これは時間のロス。ということで我が家は窓口に行きました。
ちなみに予約を取ろうと思って電話したら電話越しに40分待たされた挙句営業時間終わったからね、そういうこと。電話が繋がって予約が取れたらラッキー。我が家はもう直接挑むしかなかった。
申請日当日
9:00オープンだったので月曜日の9:10に到着して並ぶと、中には信じられないほどの人が。月曜日の朝イチなんて失敗しすぎた。
公式サイトにも月曜日は混むって書いてあったのにどうした私。まぁ急いでるしね、仕方ない。先週金曜日の閉館10分前とかに滑り込めばよかった、多分それが正解。
その結果、それはそれは待つことになりました。
9:10に窓口に行き、受付番号をもらって呼ばれたのは12:30、受付が終わり社会保険事務所を出たのは12:40。その間なんと3時間半。大人だけでも暇すぎてきついのに、子連れにはもっときつかった。Kindleを持ってきていて良かった。
飽きすぎてすごい体勢でストレッチをしながらKindle読書をする息子です。
飲食禁止だし結構静かだからお話しもそんなにできない、そんな中、3時間半。そして呼ばれたらまさかの手続き時間10分。
申請自体はなんてことなく、「アメリカに来るのは初めて?」とか「オファーレター見せてね」とか「パスポート出してね」とか、会話もその程度。申請しましたよという証明書(控え)のようなものをもらって御終い。
申請時点から48時間後なら番号を教えてもらうことができるという情報もどこかで見かけたので申請時に聞いてみたら即却下されてしまった。2週間後にカードが届くのを待っててねと言われてしまった。でもこれもまた会社に届いて、それを受け取りに行って、やっと番号をゲットできるのでこれまた時間がかかる。3時間半待っても今日直接窓口で申請を終わらせられて良かったのかもしれない。
ちなみに何かを質問していたおじさまに対して事務所のおじさまが『俺には今もっと大切なことがあるんだ!そこで待っててくれ!』と言い、「いや…答えるのがあなたの仕事じゃないですか」と言ったおじさんに対して『忙しいんだ、あっちに行け』と言った事務所のおじさま。何をするのかなと思ったらおもむろにお弁当を食べ始めた。あぁ、アメリカに来たなぁと思った瞬間だった。こういうの、日本にはなくて結構すき。私がやられたら悲しいけど笑
その他の注意点
アメリカに来てから一週間、飛行機を降りた瞬間からマスクをしてくださいと一度も言われることなく過ごしていましたが、この社会保険事務所だけは別。マスク必須です。
我が家は車に積んでいてなんとかギリギリ人数分用意できたけど、着けていない人は『今すぐ外に出ろ!!』と言われていた。「そこにいる数人もしていないだろう!」と言い返した人がいたのでマスク見着用の数人は全員早急に追い出される始末。列も並び直し。スルーされていたのにここにきて二次被害、可哀想。
鼻マスクの人も割と厳しく注意されていたので皆様はお気を付けて!
つまり、布でも不織布でもなんでも構わないのでマスクは忘れないようにね。
ということでなんとか無事に終わったSSN申請。書類を準備してから行けばかなりスムーズに、混んでいなければ10分ほどで終わる作業でした。
お疲れ様でした!